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「凍りのくじら」辻村深月 |
7月の図書室。
彼と出会ったあの夏は、忘れない。
藤子・F・不二雄をこよなく愛する、
有名カメラマンの父・芹沢光が失踪してから五年。
残された病気の母と二人、壊れそうな家族をたったひとりで
支えてきた高校生・理帆子の前に、思い掛けず現れた
一人の青年・別所あきら。
彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していくが、
昔の恋人の存在によって事態は思わぬ方向へ進んでしまう・・。
家族と大切な人との繋がりを鋭い感性で描く
‘少し不思議’な物語。〜本の裏表紙より
帯では瀬名秀明さんが「これは、傑作だと思います。」
と推薦してありました
藤子・F・不二夫さんといえば「ドラえもん」ですよね
この物語には一章ごとにドラえもんの不思議なあの道具たちが
タイトルにつけられています
どこでもドア
カワイソメダル
もしもボックス
いやなことヒューズ
先取り約束機
ムードもりあげ楽団
ツーカー錠
タイムカプセル
どくさいスイッチ
四次元ポケット
私が知っていたのはどこでもドアとタイムカプセル
四次元ポケットだけです・・
このお話しを読み終わった今 ぜひドラえもんを全巻
読んでみたくなりました
けっこうミステリー色が強い話しもあるんだなあという感じ
理帆子は誰ともどこにもスッと入っていけるけれど
心の中ではSFつけ遊びをして(これは本を読んでくださいね〜)
人を見下しています そこに現れた一人の青年 別所が
とても素敵な青年です 誰にも話せなかった心の中のドロドロした
ところを別所には素直に話せる理帆子
色々な人物が登場します
理帆子の元彼はどんどん壊れていくし(かなり怖いかも・・)
ふとしたことで知合った少年や少年と一緒に暮らす家政婦さん
どの人物も(元彼は別・・)優しく愛しい人たちばかり
中盤まではなんとなく読んでいましたが
クライマックスにいくにしたがって一気読みしました
くじらが仲間を置き去りにできずに
一緒に凍りの海に沈んでいく場面は想像するだけで
胸が痛くなりましたが・・
ラストでは ああそうだったのか・・
と全てが繋がった感じでした
SF遊び 私もしてしまいそうで怖いなあ・・
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